明日でハナは終わり....と寂しい気持ちで眠りについた翌朝7時、突然の激しい横揺れで目を覚ました。体感震度4か5ぐらいだろうか、それも長い時間、家をミシミシいわせながらゆれ続けている。ようやくおさまった頃、リビングに出てみた。
「ハワイに来てまで地震かよ〜」とオモさん。
火山なんだから地震があって当たり前か。さっそくテレビをつけてみたが、通販番組ばかりで特に臨時ニュースはない。家に被害もなく、いったん停電にはなったが10〜20分で復旧。30分後に、もう一回やや大きな揺れを感じたが、最初の揺れほどではなく、徐々に落ち着きを取り戻している感じだった。
ハナに来てからテレビもつけていなければ、携帯電話も持っていない。世界で何が起きていようと、まったく無関心だった私たち。いつものようにコーヒーを煎れてCDを流し、全員で朝食をとった。今日はのんびりとビーチで遊ぼうか、と言いながら残り物のベーグルをサンドイッチにして包み、アイスコーヒーを水筒に入れて、コキ・ビーチ(Koki Beach)へ向かったのは9時半頃。念のため、また停電になった時のために正面ゲートは開けたままにしておいたが、気をつけたのはその程度だった。
コキ・ビーチは砂の色も明るめで、ほどよい広さのビーチだった。突き当たりの岩は地層がむき出しになっていて、小学生の息子は興味津々。サーファーたちは朝早くから波乗りを楽しみ、昨夜のルアウにも来ていた観光客たちも徐々にやってきて水着で寝そべっていた。誰も地震の話などせず、のどかに時は流れ、押し寄せる波に揉まれて遊び、砂でトンネルを作り、ウクレレを弾いた。そんな私たちを見守るように、木陰に座っていたSさんは、ここ数日でどんどん日系ハワイアンらしい風貌になってきている。ずっと子どもたちと波で遊んでいたBネエは、帰る間際になって「最後に海に向かって歌ってくる!」と言い、波打ち際にウクレレを抱えて立ち、熱唱した。