昼食はハナ・ランチ・レンストラン(Hana Ranch Restaurant)でとることに決めて、いったん帰宅すると、そこへ家の管理人手伝いのジャネットから電話が入った。正面ゲートを開閉するリモコンを預かっているので渡しに行きたい、とのこと。
「それ! 探してたんです!」
ハナとは思えない手際の良さで、約束どおり5分で家に来てくれたジャネット。リモコンに電池を入れてボタンを押すと、押しても引いてもびくともしなかった正面ゲートが静かに動き出した。聞くところによると、前回の宿泊客がうっかり持ち帰ってしまったらしい。これで最後の謎が解けた。
ハナ・ランチ・レストランはボリュームたっぷりのバーガーがウリで、全員でシェアしながらなんとかたいらげた。大皿にたっぷり盛られたポテト・フライをつまみながら、これをなぜアメリカでは「French
Fries」と呼ぶのかな、と誰かが言い出した。
「フレンチという楽器があって、ちょうどこういう形をしているんです。だからフレンチ・フライですヨ」とBネエのウンチクに全員感心。
「ホントの話?」
「.....らしいですヨ」
ランチ中も体調戻らず、車の中で横になっていた息子がようやく回復したのは食後のこと。それからしばしギフト・ショップ「ハナ・トレジャーズ」でお土産さがしに没頭。「Hana」と書かれたグッズをかたっぱしから買いあさってから、ハナ・ビーチを散策した。ハナ・ビーチの砂は黒く、粒子がとても細かくなめらか。砂でマウイ島を作り、ネックをつけてマウイ島ウクレレに仕上げた。
夜はハナ・ボール・パークでアロハ・フェスティバルのジャンボリーが行われていた。入場無料のイベントで、メインはハワイアン・バンドが入ってのダンス・コンテストだ。地元のおばあちゃんたちは、このダンス・コンテストを楽しみに、折りたたみチェア持参でお気に入りの席を陣取っていた。
フェスティバルをひととおり楽しんだあと、家路につく途中でパニオロに出会った。ハワイの本物のカウボーイで、明日の朝ハナ牧場で開催されるロデオに出るためやってきたという。名前はウィンドル・ウォーン。