76単球ラジオ

電気知識や性能は鉱石ラジオに比べて中級、製作難易度は現代の平均的レベルで考えて上級入門

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 ラジオ製作の入門で鉱石ラジオを完成、聞こえる音
が小さく、放送局も1〜2局だったりで、もっと良く聞こ
えるラジオが欲しいと次へのステップへ進まれた方も
多いでしょう。.
 トランジスタが無かった時代、もう少し高感度のラジ
オを望むと、増幅能力の有る電子部品、真空管の独
壇場でした。.

 現在ならばマニュームダイオードのラジオが入門
で、トランジスタラジオにステップアップするのでしょ
う。セオリー通りトランジスタ使用で感度がアップし
ますが、トランジスタにはない特性が真空管にあ
って、実に面白い動作をします。
 それはグリッド検波と言ってグリッドからカソードに
向かって電流が流れますが、反対は流れない、す
なわちグリッドーカソード間の整流作用を利用して
検波ができることです。検波電流は強い電波ほど
大きく流れます。この電流はグリッドに負のバイア
ス電圧を与えます。
 端的な結論として,強い電波ほどバイアスが深くな
り増幅作用が下がる動作になります。このことで強
い電波では増幅度が低い動作点、弱い電波では
増幅度が高い動作点で働きます.ある程度ですが
音量が平均化される動作です(AGC)。

 その他、再生のノウハウも深いものがありますが
今回は入門編として経験できます。



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 ケースのフタ側にループアンテナ
を取り付けてあります。
ループアンテナはアクリル板を加
工してウレタン線を巻き込みます。

 ループアンテナは方向性(実は
指向性)があります。
面に垂直がナル点(感度が悪い
点)、面と同じ方向がピーク点
(好感度に受信できる方向)です.。

 写真のようにループアンテナを
立てて良く聞こえる方向にセット
します。

 ループアンテナの指向性:ピーク
点はブロード、ナル点はシャー
プです。

 電界強度に左右されますが、私の
ホーム(横浜市の丘の上)では
ープアンテナだけで十分聞こえます

小机店(ホームに近いのですが丘
の下)では数mのビニール線など、
外部アンテナが必要でした。



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フタの交点は
セロテープで
止めています。

本来は蝶番で
しっかり止め
て使いましょう.。
(内部のシャー
に兆版のネジ
があたるので
シ現物あわせ
で加工必要です.

写真で黄・黒
の電線がピン
と張っている
のが見えます。
この線はアン
テナコイルの
同調側とポリ
バリコンを接
続する電線で
すがフタの開
閉角に関与し
ています。



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ループアンテナにはミソがある
1)溝と溝で切り離されたタブ(片)が奇数の15です。ウレタン線を1タブ毎に上/下
交互に繰り返しながら1周します。2周目は1周目と異なるところがあります。それは
同一タブではウレタン線の通り道が反対になることです(1周目が上なら2周目は下)。
さらに進んで考察して下さい。奇数回数と偶数回数では通り道が上下交互になっ
ているでしょう。この工作の目的は電線間の浮遊容量を減らすための先人たちの知
恵です。
2)巻き線は外側から
   G(同調側でグリッドに接続するポイント:ホット側)
   E(同調側でアース(EARTH)側   :コールド側)
   M(再生コイルのM結合側  :P側よりはコールド側)
   P(再生コイルでプレートに接続するポイント:ホット側)
 同調コイルと再生コイルのコールド側が向かい合って、両ホット側は離れています。
この手法も浮遊容量と関係があって、Qが高く周波数の広がりも大きく取れます。



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主要部の配線
写真で黄/黒のよじった線がループアンテナ
の同調側、ピンク/ミドリの線が再生コイルに
接続されています.うまく再生がかかるとコイル
のQが上がり選択度も再生をかけのないラジ
オとは比べ物にならないほどシャープ
になっ
てきます.

写真左にポリバリコンとボリュームが見えます.
ポリバリコンは周りに銅箔テープを巻いてシ
ールドしています。
実はダイヤルを回すためにダイヤルに手が
近づくと高い周波数側で周波数が変わり、同
調が取れなくなります.特に再生がかかってい
ますと選択度が上がっていますので、離調に
よる感度低下がはっきりでます(ボディーエフ
ェクト).銅箔テープはこのボディーエフェクトが
軽減します。

電線の色はカラフルですが赤やピンクは高圧
回路、黄や緑は信号系、黒や青はグランド
や低圧回路に使用しています.

余った電線を使用したため、説明と電線の色が合致
しない部分があります。



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全体
ループアンテナが写
真から外れていますが、
一応全体の写真です.

いろいろな形の真空
管が有る中で、写真
の76はST管と呼ば
れる古風な真空管で
す。.
私的意見としてガラ
スの形状が最も美
しい真空管とだと思
います.

フタをあけて使用し
ますが、高圧はトラ
ンスレスなので感電
しないように願います.


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ウラ(底)側
ヒューズホルダ、トラン
ス、カラー、シャーシな
どのネジが見えます.
このネジの頭は箱を
がたつかせますので
張り付けゴム足を使
用してネジが机などに
あたらないようにしま
す.
シャーシは電気的に
接続されていません.
グランド回路をシャ
ーシに接続したい
場合はプラスチック
ネジにして感電から
逃げる工夫が必要
です.同様にバリコン
ダイヤルの止めネジ
はペイントを詰めて
絶縁します.



76単球ラジオ
価格  ¥9、282(本体8,840、税442)
送料:地域別ゆうパック80cmサイズ(お届け先の都道府県によって異なります)
梱包手数料:210円

発送は注文代金到着後一週間程度で揃えます。
※代引通販ではお受けできません。
*送金金額=品代+ゆうパック代+梱包手数料です。
注文はメールで予約お願いします.



 このラジオはキットではありません。製作記事に対応した部品一式です。 
一番大変なのはケースやシャーシの加工で、ある程度の道具が必要です.
また製作経験があまり無い方にはお薦めできません。
 説明書は雑誌の記事をコピーして添付します.その記事を参考に製作してい
ただくのですが、個人差があって作れない方へのフォローが出来ません。
よく御検討されてください.

当時の記事を別ページに掲載しますので覧下さい.


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